一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱化学、植物工場システムを納入したローソン農業法人の工場が秋田県に完成

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.11.07 【情報源】企業/2014.11.04 発表

 三菱化学が植物工場システムを納入したローソンの農業生産法人、ローソンファーム秋田(秋田県羽後町)の植物工場が11月4日に同町に完成した。工場は760m2の栽培面積があり、年間約31tのベビーリーフが収穫できる。ローソンファーム秋田はローソンが1月に設立した全国12番目の農業生産法人で、初めて植物工場システムで野菜を栽培する。
 三菱化学が納入した植物工場システムは、LED(発光ダイオード)照明や蛍光灯で植物の光合成を促す完全人工光型で、光や温度、湿度、養分などの育成環境を最適な状態に制御する。積雪の多い秋田県でも天候の影響を受けることなく、年間を通じて同じ品質の野菜が栽培できる。土のない水耕栽培となり、農薬を使わない安全な野菜を提供する。
 ローソンは、グループ店舗への野菜・果物の安定供給と、独自商品の原材料への使用を目的にローソンファームを立ち上げ、地元の有力農家とローソンの商品開発・マーケティングのノウハウを結び付けている。ローソンファーム秋田ではベビーリーフを店頭販売用に年間約20t、中食原材料用に同約11tの収穫を計画し、関東、東北地区で販売する。
 三菱化学はローソンファーム秋田に納入した植物工場システムに関し、栽培指導や点検・メンテナンスサービスを含めて総合的なパッケージとして今後もサポートを提供していく。さらに、三菱化学の研究設備で新たな栽培品目や栽培方法などの開発を進め、植物工場で栽培できるようにして顧客の要望に応え、農業関連ビジネスの強化を推進する。【三菱化学(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク