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環境ニュース[国内]

安川電機、完全自動化した植物工場システム開発へ、植物工場による野菜生産大手と提携

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.14 【情報源】企業/2014.10.08 発表

 安川電機は、世界初の完全自動化した植物工場システムの開発に向け、植物工場による野菜生産大手、スプレッド(京都市下京区)と業務提携した。実証施設を設けて栽培テストを行い、栽培作業の効率性や栽培の収益性などについて、システムを検証する。パッケージにした自動植物工場として、2016年度に国内外で販売を始める。
 植物工場は、天候に左右されることなく安全で安心な無農薬野菜が栽培でき、大量生産も可能で注目される一方、人件費などコストの高さが課題になっていた。そのため安川電機は、完全自動化したシステムの事業化を決めた。提携によって自社の強みの工場自動化、エネルギー変換、ロボット制御技術と、スプレッドの大規模栽培技術を融合させる。
 スプレッドは、人工光の完全環境制御型植物工場で、葉もの野菜を年間770万株生産・販売し、植物工場産レタスの市場占有率で日本トップ水準を誇る。安川電機が開発するシステムは、野菜の育成状況に応じて温度、湿度、養液、CO2、照射など栽培環境を制御するとともに、種まきから収穫、出荷までの栽培作業を人を介することなく自動的に行う。
 実証施設は、本社がある福岡県に建設中で、2015年3月に完全自動化した植物工場システムが完成する。レタスなど葉もの野菜を栽培してシステムを検証し、企業向けに完全自動化した植物工場システムのパッケージを販売する。国内に加え、人口増加や砂漠化、農薬による土壌汚染などの問題から安定した食料供給が求められる海外にも展開する。【(株)安川電機】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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