一般財団法人環境イノベーション情報機構
デンソー、HEMSの新モデル開発、汎用性向上、ピークカット機能も搭載
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.10.09 【情報源】企業/2014.10.06 発表
デンソーは、住宅エネルギー管理システム(HEMS)の新モデル「ナビエ(Naviehe)」を開発した。さまざまな家電製品と接続できるよう、汎用性を向上させ、電力のピークカット機能も搭載した。タブレット端末を使用して各種の操作ができる。独自の自動車のエネルギー管理機能もある。11月から販売し、2015年1月に出荷を始める。ナビエは、ナビゲート・エネルギー・オブ・ホームとビークルの意味を含んだ造語だ。自然冷媒ヒートポンプ給湯機「エコキュート」などのデンソー製品に加え、家庭のネットワーク規格「ECHONET Lite(エコーネットライト)」に準拠した各メーカーの機器と接続する。家電はスマートフォン(多機能携帯電話)などで外部からオン・オフ操作できる。
電力のピークカット機能は、事前に設定した電力量を超えそうな時、電気機器の電源を選択した順番で自動的にオフにする。蓄電池とともに使用することで生活スタイルに合わせたエネルギー管理が可能で、翌日の天気予報に基づいて太陽光発電システムの発電量を予測して蓄電池にためる最適な蓄電量を計算し、蓄電するモードを装備する。
タブレット端末からHEMS操作が可能で、主要な機能のアイコンを上部に集め、調べたい画面に容易に移ることができる。トップの画面でエネルギーの使用状況や電気代などが一目で分かり、省エネ意識を促進する。ナビエに内蔵するソフトは、インターネットを通してデンソーのサーバーにアクセスし、常に最新版にアップデートされる。【(株)デンソー】