一般財団法人環境イノベーション情報機構
大和ハウス、宮城の工場内遊休地を活用したメガソーラーが完成
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.10.08 【情報源】企業/2014.09.30 発表
大和ハウス工業が宮城県大崎市の東北工場内の遊休地を活用して開発した大規模太陽光発電所(メガソーラー)「DREAM Solar(ドリームソーラー)東北工場」が9月30日に完成した。約2MW(2000kW)の出力があり、発電した電力は東北電力に全量売電する。子会社で環境・エネルギー事業の大和エネルギーが事業者となり、同日売電を始めた。ドリームソーラー東北工場は、3万3783.18m2の敷地面積に容量1.98MW(1980kW)の太陽光発電システムを設置した。韓国系の太陽電池メーカー、ハンファQセルズ製の多結晶モジュールを使用し、パワーコンディショナーは、東芝と三菱電機が折半出資する東芝三菱電機産業システム製を採用した。6月に着工して建設してきた。
年間で約197万kWhの発電電力量を予定している。これは一般家庭417世帯分の年間消費電力量に相当し、年間で約8300万円の売電売り上げを見込んでいる。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、20年間売電する。大和ハウスグループが推進する自社の工場跡地や屋根を利用したメガソーラー運営の一環で、約7億円を投資した。
大和ハウスグループは、2013年度までに約181MW(18万1000kW)の産業用太陽光発電所を受注したほか、太陽光など再生可能エネルギーによる発電事業も進めている。計62カ所(8月25日現在)で手掛け、出力は72.8MW(7万2800kW)にのぼる。自社施設・土地に加え、自治体や企業の未利用地も活用し、2018年度までに200MW(20万kW)を目指す。【大和ハウス工業(株)】