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環境ニュース[海外]

APP、国連の「気候変動サミット」で「森林に関するニューヨーク宣言」に署名

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.10.03 【情報源】日本/2014.09.29 発表

 インドネシアを拠点にする紙・パルプ大手のアジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)は、米国ニューヨークの国連本部で9月23日に開かれた国連の「気候変動サミット2014」で、「森林に関するニューヨーク宣言」に署名した。宣言は企業、政府、NGO(非政府組織)による世界の森林保護と気候変動の抑制に向けた国際的な誓約だ。
 APPは、2013年2月に森林保護方針と自然林伐採ゼロを誓約し、着実に実行してきた。2014年初めにはインドネシアの熱帯雨林景観地域100万haを保護・再生するための支援を決めるなど、意欲的に保全の取り組みを進めている。今回、企業、政府やNGOと協力しながら森林保護を加速させるため、森林に関するニューヨーク宣言に署名した。
 宣言の署名者は、2020年までに世界の自然林喪失率を最低でも半分に削減し、2030年までに自然林喪失を停止させる▽2020年までに1億5000万haの荒廃した森林景観と林地を再生し、森林再生率を向上させて2030年までに最低2億haを再生する▽2030年までに年間45億〜88億tの温室効果ガス排出削減目標を達成する−−について協力が求められる。
 宣言にはAPP、32カ国の政府をはじめ、花王、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ロレアル、ユニリーバなど39の企業や、国際自然保護連合(IUCN)、世界自然保護基金(WWF)など48のNGO・市民社会組織が署名した。宣言は、2015年12月にパリで開催の気候変動に関する「国連枠組み条約(UNFCCC COP)21」に向けた重要な一歩だという。【エイピーピー・ジャパン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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