一般財団法人環境イノベーション情報機構
コニカミノルタ、新入社員の社会貢献研修で中学・高校への「出前授業」を実施
【環境一般 CSR】 【掲載日】2014.09.26 【情報源】企業/2014.09.24 発表
コニカミノルタは、新入社員の社会貢献研修で中学・高校への「出前授業」を実施する。子供たちの「理科離れ」が進行するなか、理科や科学に興味を持ってもらうことを狙いにしている。4月に入社した102人が12のチームに分かれ、9〜11月に東京都、愛知県、大阪府の中学・高校6校に出向き、複合機のコピープロセスを実例に授業する。コニカミノルタは、CSR(企業の社会的責任)を定めたグループ行動憲章の下、企業人として社会に貢献することを目的に新入社員に社会貢献研修を行っている。学校や地域の出前授業への関心は高く、特に科学に親しむ機会を求めるニーズが増えている。出前授業は今回で3年目の取り組みで、実施校の要望でキャリア教育の視点も取り込んでいく。
出前授業で生徒たちは、実験を通じて静電気の性質について理解を深める。新入社員にとっては、年齢の近い中学生、高校生に対して難しいことを分かりやすく教える訓練になる。同時に、事前準備や実際の授業を通じてチームワークやリーダーシップ、スケジュール管理、コミュニケーション・スキルなど日常業務の実践力を高められる。
新入社員たちは4月の入社直後から約半年間、チームごとに業務・研修の合間を縫って出前授業の計画を練り上げた。これまでに参加した生徒からは、理科への興味が増したことに加え「人生の先輩のアドバイスとしてうれしかった」「学校で学ぶことが社会で役に立っていることが実感できた」など、将来への前向きな感想が寄せられた。【コニカミノルタ(株)】