日本アジアグループ、福岡の屋根貸し太陽光発電を開始、茨城でメガソーラーが完成

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.09.24 【情報源】企業／2014.09.24 発表

　日本アジアグループ傘下で不動産開発・エネルギーソリューションサービスの国際ランド＆ディベロップメント（国際L＆D）が、福岡市の市有施設の屋根貸しで太陽光発電所を設置し、このほど発電を始めた。茨城県稲敷市では、同じ傘下の太陽光発電所開発・運営のJAG国際エナジーが建設した大規模太陽光発電所（メガソーラー）「蒲ヶ山ソーラーウェイ」が完成した。
　福岡市の市有施設の屋根貸しは、再生可能エネルギーの導入促進を目的に、市立博多工業高校と、市立香陵小学校の校舎の屋根を活用して太陽光発電設備を設置する事業だ。博多工業高校では、約520m2の面積に出力約35kWの設備を取り付けた。香陵小学校には約476m2に約40kWの設備を設置した。事業主体は国際L＆Dが担う。
　国際L＆Dは、太陽光発電事業に関するソリューションサービスに早い段階から取り組み、蓄積したノウハウを提供している。福岡の市有施設の屋根貸し事業では、環境教育・学習に重点を置く。設備が発電した電力量を表示板で示して「見える化」するとともに、小・中学生を主な対象にした施設見学会を実施し、再生可能エネルギーの普及啓発も推進する。
　JAG国際エナジーの蒲ヶ山ソーラーウェイは、民間所有の遊休地約3万m2を活用した。約2MW（2000kW）の出力があり、住宅に搭載する太陽光発電システム（3.0〜3.5kW）600世帯分に相当する。東芝プラントシステムが施工し、東芝の太陽電池パネル8176枚を取り付けた。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて全量を売電する。【日本アジアグループ(株) 】