一般財団法人環境イノベーション情報機構
イオン、東京都日野市にイオンモール、各種の環境設備を導入、緑の空間も設置
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.09.17 【情報源】企業/2014.09.17 発表
イオンは、東京都日野市に大規模商業施設「イオンモール多摩平の森」を11月20日に開店する。省エネ型の空調やLED(発光ダイオード)照明、自然光の有効利用をはじめ各種の環境設備を導入する。屋上庭園やビオトープ(生物の生息空間)、緑地帯などさまざまな緑の空間も設け、周辺の自然との調和を図る。緑化面積は敷地面積の約25%にあたる。「人と環境に配慮したモール」を目指し、環境設備を積極的に採用した。従来の建物よりエネルギー消費を低減して、CO2排出を抑制する。空調は1つの機能を複数台で構成する機器を使い、滞在人数に応じて柔軟に運転を制御し、省エネを図る。屋上緑化で断熱性能を高めて空調負荷を低減するほか、温度管理に空冷式の機器を使用して、従来の水冷式よりも水を節約する。
共用部の照明と外部サイン、核店舗となるスーパー「イオン多摩平の森店」の照明は100%LED照明にした。専門店の多くもLEDを導入する。これによって、従来と比較して照明用電力を約40%削減する効果が期待できる。一部エリアの天井全面からは、自然光を取り入れ、照明の消費電力削減につなげる。駐車場内には電気自動車の充電エリアも設置する。
緑の空間として木に囲まれた吹き抜け、四季折々の表情を見せる樹種を植えた庭、既存の樹木を保存した緑地帯、屋上庭園などを整備する。ビオトープは環境学習に役立ててもらう。イオンモール多摩平の森は、6階建てで約7万5000m2の延べ床面積がある。JR中央線豊田駅徒歩3分に立地する。イオン多摩平の森店を核店舗に約130の専門店が出店する。【イオン(株)】