一般財団法人環境イノベーション情報機構
マツダ、新ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」搭載車の国内販売台数が10万台達成
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.09.11 【情報源】企業/2014.09.11 発表
マツダは、新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」の新しいクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」搭載車の、国内販売台数が9月9日に累計10万325台を数え、10万台を超えた。2012年2月に発売したSUV(スポーツ用多目的車)「CX-5」への導入から、2年7カ月で達成した。燃費性能の高さや走る喜びが高く評価されているという。排気量2.2Lの「SKYACTIV-D 2.2」搭載車の累計で、車種別はCX-5が7万2182台、乗用車の「アテンザ」が2万3524台、同「アクセラ」4619台となる。SKYACTIV-D 2.2は、低速から高速までのスムーズで直線的な反応と、低速域のトルクの大幅な向上が特長で、マツダの従来のディーゼルエンジンと比べて燃費性能が約20%高い。
加えて、窒素酸化物(NOx)の高価な後処理装置なしで世界の排ガス規制をクリアしている。ディーゼルエンジンは一般的にガソリンエンジンより燃費性能が高く、燃料に軽油を使うためコストも抑制できる。さらに近年は、大きなトルクによる走りの良さも注目されている。マツダはディーゼルエンジンに着目してSKYACTIV-Dを開発した。
CX-5の後、2012年11月にアテンザ、2014年1月にアクセラに搭載した。国内のディーゼル乗用車市場は2011年に約9000台だったが、2013年には約7万5000台に急拡大した。2013年の約6割にあたる約4万5000台がSKYACTIV-D搭載車だった。マツダは、小型化した排気量1.5Lの「SKYACTIV-D 1.5」を今秋発売予定の小型車「デミオ」に導入する。