一般財団法人環境イノベーション情報機構
昭和シェル石油、三重県四日市に開発したメガソーラーが完成、式典開催
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.08.01 【情報源】企業/2014.07.29 発表
昭和シェル石油が三重県四日市の製油所に開発した「昭和シェル石油楠メガソーラー発電所」が完成し、7月29日に開設を祝う式典を開いた。昭和シェル石油が事業主で、グループで石油精製を行う昭和四日市石油が発電所を運営する。営業運転は既に6月16日に始めている。昭和シェル石油楠メガソーラー発電所は、昭和四日市石油の四日市製油所楠地区タンクヤードに造った。2万4700m2の敷地面積に、出力1998kWの太陽電池モジュールを取り付けた。モジュールは、昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティア製を約1万4400枚使った。
施工はグループの昭石エンジニアリングが担当した。2000kW(2MW)近い出力で年間260万kWhの発電電力量を見込んでいる。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて全量を中部電力に売電する。昭和シェル石油から委託を受けて昭和四日市石油が運営する形を採る。
昭和シェル石油のメガソーラーは、同発電所で6カ所目だ。ほかに新潟市東区の旧新潟製油所跡地の8000kW(8MW)、宮崎県国富町のソーラーフロンティア工場屋上での2000kW(2MW)と、小規模の油槽所跡地3カ所がある。加えてコスモ石油などと共同出資する発電事業会社が、全国8カ所でメガソーラーの建設を予定している。【昭和シェル石油(株)】