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環境ニュース[国内]

電源開発、高砂火力発電所の設備更新で計画段階環境配慮書を届け出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2014.07.28 【情報源】企業/2014.07.24 発表

 電源開発(Jパワー)は、兵庫県高砂市にある高砂火力発電所新1・2号機の設備更新で、計画段階環境配慮書を経済産業大臣に届け出た。地元の高砂、姫路、加古川市の市長と県知事にも送付した。同環境配慮書の縦覧を高砂、姫路、加古川の各市役所と兵庫県庁、高砂火力発電所で7月25日〜8月25日に行う。環境面での意見書も受け付ける。
 高砂火力発電所は現在、1、2号機各25万kW、計50万kWの石炭火力発電設備が稼働している。1号機は1968年、2号機は1969年に営業運転を始め、どちらも運転開始から45年以上が経過した。今後も安定した電気を供給するには設備の高経年化対策が必要とされる。そのため最新設備を導入して、新しい1、2号機に更新し、供給力を確保することにした。
 新1、2号機とも各60万kWで、更新後は現在の2倍以上の計120万kWになる。最新の石炭火力発電設備を採用し、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、ばいじんを削減して環境負荷を低減する。同時にエネルギー利用効率を高め、単位発電量あたりのCO2排出量を削減する。2018年の着工と、新1号機の2021年、新2号機の2027年以降の運転開始を予定している。
 発電所の設備の配置と温排水の放水方向によって4案を計画し、事業に伴う環境への影響を低減させる方法を検討した。陸と海の動物・植物、景観について、案ごとに評価して環境に最も配慮した計画を示した。今回の公告・縦覧の後、環境影響評価方法書を作成して現況調査・予測・評価を行い、環境影響評価準備書環境影響評価書を経て事業を実施する。【電源開発(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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