一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱化学、植物工場全般に関する共同研究開発で山口大学などと包括的連携協定

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.07.25 【情報源】企業/2014.07.22 発表

 三菱化学は、植物工場全般に関する共同研究開発について、山口大学、同大学発のシンクタンク・コンサルティング会社、MOT総合研究所(山口県宇部市)と包括的な連携協定を結んだ。3者が保有する技術やノウハウ、知識を融合させ、新しい栽培品目や栽培技術、設備技術といった植物工場全般の研究を推進する。
 三菱化学は、LED(発光ダイオード)照明や蛍光灯で植物の光合成を促す完全人工光型の植物工場システムの販売を手掛けている。温度、湿度、養分など、植物の育成環境を最適な状態に制御することで、年間を通して気候に左右されることなく、同じ品質の野菜が栽培できる。土を使わない水耕栽培で農薬も使用しない。
 これまでに国内だけでなく、ロシアや香港にも植物工場システムを納入している。国内では、阪神電鉄が兵庫県尼崎市の鉄道高架下に設けた植物工場に、システムが採用されほか、ローソンが秋田県羽後町に設立した農業生産法人から植物工場システムを受注した。研究開発を促進することを狙いに連携協定を締結した。
 山口大は、植物と光や養液との関係、栽培環境のモニタリング、環境制御での野菜類の機能性向上など、植物工場に関わる研究開発を行っている。MOT総合研究所は、環境・エネルギーや食料・バイオなどの分野で事業開発を進めてきた。3者の共同研究を通じ、技術の開発に加えて人材交流や人材の育成も実施する。【三菱化学(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク