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環境ニュース[国内]

JXエネルギー、燃料電池車への水素供給体制構築でステーション運営子会社設立

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2014.07.18 【情報源】企業/2014.07.16 発表

 JX日鉱日石エネルギーは、ENEOS水素サプライ&サービスを10月1日に設立する。同社は、燃料電池車への水素供給体制構築の一環として、水素ステーション・出荷設備の運営、配送などを行う会社である。既存のサービスステーション(SS)を含め、2014年度内に19カ所で順次、供給を始める。燃料電池車が同年度内に一般販売されることを受けた。
 ENEOS水素サプライ&サービスはJXエネルギーが100%出資し、資本金は3000万円。JXエネルギーの委託を受け、水素ステーションと水素製造出荷設備の運営、水素配送などの業務を手掛ける。新会社は水素ステーションのうち、単独で水素を供給する固定ステーション(単独型)と、需要場所に移動できるステーション(移動式)を担当する。
 既存のENEOSサービスステーションと水素ステーションを一体化した一体型は、現行の運営者が実施する。2014年度に供給を開始する19カ所のうち、一体型が10カ所、単独型は3カ所、移動式は6基を予定している。単独型は東京都八王子市、杉並区、横浜市旭区に設置する。移動式は横浜市中区の水素製造出荷センターを起点に、首都圏での販売を予定する。
 一体型は千葉、埼玉、神奈川、愛知、福岡県のSSに設ける。一体型のうち3カ所では現在、供給を実証している。燃料電池車普及初期の効率的な水素供給と空地が少ない都心部の供給手段として、単独型と移動式を柔軟に展開する必要があると考え、新会社を立ち上げることにした。2014年度内の19カ所に続いて2015年度には計40カ所まで増やす。【JX日鉱日石エネルギー(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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