一般財団法人環境イノベーション情報機構
旭硝子、省エネ・創エネ製品でのCO2削減効果を2020年にグループ排出量の6倍に
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.07.15 【情報源】企業/2014.07.15 発表
旭硝子(AGC)は、省エネ・創エネ製品を通じて得られるCO2削減効果について、2020年にAGCグループが年間に排出するCO2の6倍まで拡大する。グループのCO2排出量削減スローガンとして認知させ、実現を目指す。グループ自らの事業活動に伴う環境負荷を削減するとともに、省エネ・創エネ製品の開発・供給・普及に努める。ガラス産業はエネルギーを大量に消費する業種とされる。AGCグループは事業活動による環境負荷を受け止め、自らのCO2排出量の6倍のCO2削減効果目標を定めた。生産工程の改善などによって、グループの環境負荷削減を推進する一方、それ以上に環境に貢献するため、省エネ・創エネ製品を積極的に展開していく。
AGCグループは、2020年に年間約1300tのCO2排出量を見込んでいる。これに対し、2020年に生産した省エネ・創エネ製品が、耐用年数まで使われた場合のCO2削減量で8000万tを目標にする。8000万tは、一般家庭約1600万世帯の年間CO2排出量に相当する。最新のLNG(液化天然ガス)火力発電所だと約30基分にあたる。
加えて、売上高に占める省エネ・創エネ製品を含む環境関連製品比率を、2020年に30%に高める。AGCグループは現在、CO2排出量を8〜9倍削減する低放射複層ガラスや、既存ガラスに貼り付けて年間エネルギーを32.4%削減するLow-Eガラス、重量が半分の軽量ソーラーパネルなどの省エネ・創エネ製品を販売している。【旭硝子(株)】