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環境ニュース[国内]

環境省、京都議定書目標達成計画の進捗状況について公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.07.03 【情報源】環境省/2014.07.03 発表

 環境省は、平成26年7月1日「地球温暖化対策推進本部」を持ち回りにより開催し、「京都議定書目標達成計画の進捗状況」の点検を行った。
 今回の点検に当たっては、目標達成計画に掲げられた各対策・施策の排出削減量及び対策評価指標について、原則として2000年度から2012年度までの実績の把握を行うとともに、計画策定時の見込みに照らした実績のトレンド等を評価し、対策・施策の追加・強化等の状況を把握した。
 
○対策の進捗状況
 188件の対策のうち、見込みに照らした実績のトレンド等は以下のとおり。

[1]目標達成又は実績のトレンドが見込みを上回っている 108件
[2]実績のトレンドが概ね見込みどおり 11件
[3]実績のトレンドが計画策定時の見込みと比べて低い 51件
[4]その他(定量的なデータが得られないものなど)  18件

京都議定書第一約束期間の達成状況
 2008年度から2012年度の京都議定書第一約束期間中の5カ年平均の総排出量は、12億7,800万トンであり、基準年度比で1.4%の増加となったが、これに森林等吸収源及び京都メカニズムクレジットを加味すると、5カ年平均で基準年比8.4%減となり、我が国は京都議定書の目標(基準年比6%減)を達成することとなる。

 今回の点検において、見込みと実績のトレンドに大きな乖離が生じている対策や実績が見込みを下回っている対策については、計画策定時からの状況変化も影響を与えていると考えられるものの、今後の地球温暖化対策を考える際には、京都議定書目標達成計画の実施及び進捗点検を通じて得られた知見を十分に活用しながら、対策自体の在り方や、活動量の変化が対策量や削減量に与える影響の精査、削減をより確実なものとする施策の在り方についても検討が必要とし、また各対策・施策で、実績データが入手できていないものや、実績値の把握が遅いものについては実績データの入手ができた段階で、公表を行うこととしている。【環境省】

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