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環境ニュース[国内]

東レ、繊維事業での環境配慮製品2013年度売上高が前年度比42%増、3年で2.2倍

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2014.07.01 【情報源】企業/2014.06.26 発表

 東レは、繊維事業での環境配慮型製品「グリーンイノベーション製品」の2013年度売上高が前年度比で約42%増加し、1485億円に達した。2013年度までの中期経営課題「プロジェクトAP-G2013」を開始する前年の、2010年度から3年で約2.2倍に拡大した。冷暖房の温度を調整しても快適な、暖か素材や清涼素材を中心に省エネ素材が伸びた。
 グリーンイノベーション製品は、ライフサイクル全体で地球環境や資源・エネルギー問題解決に貢献する製品を指す。東レの2013年度グリーンイノベーション製品売上高に占める繊維製品比率は約26%だった。省エネ素材が好調だったほか、環境配慮型の撥水素材への転換などを理由に環境低負荷素材の売上高が約5倍になった。
 2014年4月に始めた2016年度までの新中期経営課題「プロジェクトAP-G2016」の繊維事業では、従来の暖か素材・清涼素材に加え、ニットビジネスシャツ素材の展開で省エネ素材を広げる。ニットビジネスシャツ素材は家庭で洗濯してもしわになりにくく、アイロンが要らない。そのため従来品と比べ、使用時に排出されるCO2が削減できる。
 このほか、2013年度に学校体操着や作業服に採用された、部分植物由来ポリエステル繊維「エコディアPET」を中心に、バイオマス由来素材の一層の用途拡大と販売強化に取り組む。今後も先端素材の開発を進め、プロジェクトAP-G2016最終年度の2016年度には、繊維事業のグリーンイノベーション製品売り上げ1900億円を目指す。【東レ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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