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環境ニュース[国内]

TOTO、2017年に向けた「グローバル環境ビジョン」を開始、「水を大切に」追加

環境一般 CSR】 【掲載日】2014.06.30 【情報源】企業/2014.06.25 発表

 TOTOは、創立100周年の2017年に向けた「グローバル環境ビジョン」を世界の拠点で7月に始める。従来の環境活動を世界規模に進化させた。水回り関連商品・サービスを提供する企業として水資源を保全するため、新しいテーマの「水を大切に」を追加した。各国でこれまで取り組んできた環境活動を6つの課題で整理し、それぞれのテーマで環境目標を設定した。
 世界では人口増加などに伴って水の使用量が増え、水不足が深刻な国が増加している。大便器の洗浄水量で厳しい規制を設ける国もあり、節水への関心が高まっていることから「水を大切に」を掲げた。節水技術を開発してきた強みを生かして節水商品の普及に注力する。1990年の性能の商品と比較して、商品使用時の水消費量の13億m3の削減を2017年度の目標にした。
 大洗浄1回当たりの水量4.8L以下の節水型便器の出荷率は、国内70%、海外80%を目指す。TOTOグループが販売する水使用商品の節水貢献量は、2017年度の予測値で大便器が73%を占める。「水を大切に」以外の課題は、「温暖化を防ぐ」「資源を大切に」「地球を汚さない」「生物多様性を守る」「地域社会のために」で、目標の達成に向けて事業を通じて貢献する。
 「温暖化を防ぐ」は、1990年性能の商品と比べて、商品使用時のCO2排出量563万t削減の目標を定めた。「資源を大切に」は製造事業所でのリサイクル率国内99%、海外90%、「生物多様性を守る」は原材料で国内商品の合法材、再生材使用率100%を掲げた。「地域社会のために」では、植樹や清掃など環境に関わる社会貢献活動への単年度累計参加人数5万5000人を目指す。【TOTO(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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