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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、セダンタイプの燃料電池車を2014年度内に発売、700万円程度で

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2014.06.27 【情報源】企業/2014.06.27 発表

 トヨタ自動車は、セダンタイプの燃料電池車(FCV)を2014年度内に国内で発売する。車両本体のメーカー希望小売価格(税別)のめどで、700万円程度を予定している。当面は、燃料となる水素のステーション整備が予定されている地域と周辺で展開する。トヨタ店とトヨペット店で取り扱う。
 トヨタが開発しているFCVは、1回の水素満充てんで約700kmの航続距離を確保し、燃料補給(水素の満充てん)にかかる時間が3分ほどと、ガソリンエンジン車と同レベルになる。航続距離が短く充電時間が長い電気自動車(EV)と異なり、ガソリンエンジン車並みの使い勝手の良さを実現する。
 FCVは酸素と水素を化学反応させて電気をつくり走る仕組みで、走行中に水しか排出しない。このため究極の環境対応車と呼ばれる。しかしコストの高さが課題になっていた。トヨタは燃料電池システムの進化や、水素タンクの貯蔵性能向上とともに、材料や製造工程の見直しなどで低コスト化した。
 セダンタイプの新しいFCVの車両価格を高級車と同水準に設定することで、普及を目指す。EVと同様、国などの補助金も期待できる。まず首都圏と愛知県、大阪府、福岡県などの大都市圏で販売する。欧米でも2015年夏ごろの発売を計画している。新FCVの詳細や販売計画は今後詰める。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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