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環境ニュース[国内]

凸版印刷、「HEMS活用によるCO2削減ポイント構築推進事業」でシステムを開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.06.20 【情報源】企業/2014.06.17 発表

 凸版印刷は、環境省の「2014年度HEMS(住宅エネルギー管理システム)活用によるCO2削減ポイント構築推進事業」に参画する。実測したエネルギーデータを集約・解析することで、家庭内のエネルギー消費の実態を基に、CO2削減行動を自動で評価するシステムを開発する。富士通と三菱総合研究所の協力を受け、同システムを実証実験に活用する。
 同推進事業の目的は、家庭での低炭素行動を促す新たな仕組みの普及だ。HEMSなどから得られるエネルギーデータに基づく、CO2削減行動の評価方法と、CO2削減ポイントの付与による効果の実証実験を9月に始める。CO2排出量やエネルギー消費量の低減には、HEMSが重要とされる一方、家庭の普及率が0.2%以下と伸び悩んでいることが背景にある。
 CO2削減行動を評価する方法の検証では、評価で重要になる機器などについても整理し、低炭素行動促進のためにHEMSで取得するデータの要件を検討する。CO2削減ポイントは、検証した評価方法を基に決められ、凸版印刷が開発するシステムで自動的に算出する。CO2削減ポイントを付与することでのCO2削減効果の検証は、12月まで行う。
 凸版印刷はこれまで、環境省の委託事業で約1000世帯のHEMSデータを取得し、エネルギー消費行動調査や「家庭エコ診断」の効果検証を実施した。今後、同推進事業での成果を踏まえて、ライフスタイルの低炭素化を促す仕組みづくりを進めるとともに、同推進事業の活動を通じてエネルギーデータの有効利用についての可能性を提案する。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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