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環境ニュース[国内]

EU 大型商用車に対する燃料消費とCO2排出量削減戦略を承認

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.06.04 【情報源】/2014.05.21 発表

 欧州委員会は、大型商用車に対する燃料消費とCO2排出量削減戦略を承認した。これは、トラックやバスといった大型商用車に対し、燃料消費とCO2排出量の制限導入を目指すもので、欧州委員会は、2015年中に、新規に登録される大型商用車に対するCO2排出量の証明、報告、監視を規定する法案の提出を計画している。これらの車両は、EU域内の道路交通におけるCO2排出量の4分の1の起因となっており、適切な対策を取らなかった場合、現在の高水準の排出量を削減できないことが明らかになっている。欧州委員会は、商用車のCO2排出量を測定するためのシミュレーションプログラム(VECTO)を開発しており、法案により、市場の透明化と競争力が実現し、高効率技術の導入が促進されるとしている。欧州委員会は、この法案の施行後、大型商用車のCO2排出抑制に係る更なる対策として、乗用車や小型商用車に適応されているCO2排出量上限値の新規登録の大型商用車に対する導入、大型商用車への代替燃料の利用を促進するための新しいインフラストラクチャーの開発、インフラストラクチャー利用へのスマートプライシング、加盟国における効果的な自動車課税などを検討するとしている。また、対策に対する費用対効果を確認するための調査も予定されている。【欧州委員会気候行動局】

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