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環境ニュース[国内]

NEC、中国企業傘下の大規模蓄電システムSI部門の買収完了、新会社が事業開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.05.21 【情報源】企業/2014.05.16 発表

 NECは、中国自動車部品大手、万向集団傘下の大規模・大容量蓄電システムのシステムインテグレーション(SI)事業部門の買収を完了した。買収したのはA123エナジーソリューションズ(米国マサチューセッツ州)で、電力会社・企業向けとなる。NECが100%出資した新会社、NECエナジーソリューションズが5月16日に事業を始めた。
 NECエナジーソリューションズはA123エナジーソリューションズを引き継ぎ、マサチューセッツ州に本社を置いて電力会社・企業を対象に蓄電システム業務を行う。資本金は1億ドル(約102億円)、従業員は約130人となる。同社が持つ世界トップ水準の導入実績を基に北米、欧州など世界の大手電力事業者の蓄電システムを構築する。
 併せて、NECが保有する情報通信技術と大規模蓄電システムを連携させた次世代型のエネルギーサービスを世界規模で創出し、事業強化を図る。風力、太陽光など再生可能エネルギーの導入に伴う発電量変動の解決を目的に、電力貯蔵ニーズが世界的に拡大する中、NECエナジーソリューションズはそれに応えるソリューションを展開する。
 NECエナジーソリューションズの最高経営責任者(CEO)は「NECとA123エナジーソリューションズの補完的な組み合わせは、顧客からよい反響がある」とし「買収完了によってニーズに対応した製品・サービスを成長させる体制を整えた」などとコメントした。新会社の事業開始を弾みにNECは、スマートエネルギー事業を一層推進する。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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