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環境ニュース[国内]

横河電機、サウジアラビアで初の超臨界圧火力発電所向けに制御システムを受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.05.16 【情報源】企業/2014.05.13 発表

 横河電機は、サウジアラビア国営のサウジアラビア電力公社が同国で初めて建設する超臨界圧方式の火力発電所で、制御、安全計装、分析の各システムを受注した。同発電所の第1期工事向けで、子会社のヨコガワ・ミドルイースト・アンド・アフリカ(バーレーン)とともに受注した。発注元は、韓国重工大手の現代重工業で、発電所は2017年の操業開始を予定している。
 今回、受注した重油だきの「ジッダ・サウス超臨界圧火力発電所」は、紅海沿岸に位置するジッダ南部に造る。第1期工事は72.3万kWの発電ユニット4基、総出力289.2万kWの設備になる。超臨界圧方式は、ボイラーからタービンに送る水蒸気を水の臨界圧を超える高温・高圧まで上げ、少ない熱消費量で効率的に発電する技術で、温室効果ガスの排出を抑制する。
 横河電機は、ボイラーとその付帯設備、発電所内の電気系統を制御する統合生産制御システムと、安全計装システム、プラント情報管理システム、運転訓練シミュレーター、水質分析システム、ガス分析システムを納入する。ヨコガワ・ミドルイースト・アンド・アフリカ子会社のヨコガワ・サウジアラビアが、エンジニアリング、据え付けなどを担当する。
 横河電機はヨコガワ・サウジアラビアを2006年に設立し、石油・石油化学の大型プロジェクトを進めてきたほか、中東地域の発電所や発電設備向けに80以上の制御システムを納入している。この実績が評価されて受注につながった。今後も世界各地で超臨界圧方式をはじめ発電効率が高い発電所の建設が見込まれるため、今回の受注を弾みに制御事業を拡大していく。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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