一般財団法人環境イノベーション情報機構
大京、グリーンカーテンの設置促進へマンション居住者に栽培解説ガイドを配布
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.04.23 【情報源】企業/2014.04.17 発表
大京は、マンションでのグリーンカーテン(植物のカーテン)の設置促進を狙いに、自社の新築マンション居住者に対し、ガイドブックを配布する。これまでの実験結果で得られた栽培方法などの解説を1冊に集約した。3月以降に引き渡しする全国の「ライオンズマンション」のうち、グリーンカーテン用フックが付いた物件を対象にする。グリーンカーテンは、窓を覆うようにつる植物を生育させる省エネ手法で、夏の室内の温度上昇を抑える効果が期待できる。グリーンカーテン用フックは、バルコニーの天井に付けた金具で、グリーンカーテンの栽培に必要な網を掛けやすいように設置されている。大京は、栽培を楽しみながら環境に貢献できる取り組みとしてグリーンカーテンを推進している。
居住者に配布するガイドブック「バルコニーで育てよう! Let’s TRY(レッツトライ)グリーンカーテン」は、マンションのバルコニーでの栽培に特化して説明している。3人家族を例に、栽培の準備から後片付けまでに関して、時期を追って細かく解説した。グリーンカーテンに適したゴーヤの受粉の仕方や、ゴーヤを使ったレシピも取り上げた。
大京は、2010年2月完成の「ザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘」(横浜市青葉区)でグリーンカーテン用フックを採用した。その後同区のマンションで効果を測定した。川崎市麻生区のマンションでは栽培体験を定期的にヒアリングし、セミナーを実施してきた。ガイドブックはこれらの成果が反映されている。今後も取り組みを進化させる。【(株)大京】