一般財団法人環境イノベーション情報機構
佐川急便、環境省の制度で「カーボン・ニュートラル認証」取得、物流業界で初
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.04.21 【情報源】企業/2014.04.15 発表
佐川急便は、環境省の「カーボン・オフセット制度」で「カーボン・ニュートラル認証」を取得した。物流業界では初めての取得で、同制度の試行事業に採択された。東京駅八重洲口(東京・中央区)、四条高倉(京都市中京区)、博多駅前1丁目(福岡市博多区)の3カ所のサービスセンターで認証取得に向けて取り組んだ。同制度はカーボン・オフセットやカーボン・ニュートラルで一定の水準を満たす活動を認証する。カーボン・オフセットはCO2排出量削減の努力を行い、削減できない排出量の全部や一部を他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(相殺)することを指す。カーボン・ニュートラルは排出量全てを相殺する。
佐川急便は3カ所のサービスセンターでモデル事業を実施した。CO2排出量を算出して主体的に削減する努力を続けた。トラックなど配送車両の使用を抑え、台車を利用するなどして削減した。そのうえで、佐川急便と同じSGホールディングスグループで森林管理・保全事業の佐川林業が創出した排出枠で埋め合わせた。
佐川急便は今後も、カーボン・ニュートラルを進める。祇園佐川急便(祇園サービスセンター、京都市東山)や、東京駅構内(日本橋口)のトーキョーサービスセンター(東京・千代田区)でも、CO2排出ゼロに向けた活動を積極的に推進する。