一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成24年度の温室効果ガス排出量公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.04.15 【情報源】環境省/2014.04.15 発表
環境省は、地球温暖化対策の推進に関する法律等に基づき、平成24年度の温室効果ガス排出量をとりまとめ公表した。平成24年度の温室効果ガスの総排出量は、13億4,300万トンであった。これは、京都議定書の規定による基準年(CO2、CH4、N2Oは1990年度、HFCs、PFCs、SF6は1995年。以下「基準年」という。)の総排出量と比べると、6.5%(8,180万トン)の増加となる。
2011年度の総排出量(13億700万トン)と比べると、発電に伴う二酸化炭素排出量が増加したことなどにより、2.8%(3,660万トン)増加。その要因としては、製造業の生産量が減少するとともに、家庭部門で節電が更に進む一方で、東日本大震災以降の火力発電の増加によって化石燃料消費量が増加したことなどが挙げられる。
京都議定書第一約束期間(2008〜2012年度)の5カ年平均の総排出量は12億7,800万トンで、基準年比1.4%の増加となっている。
また、京都議定書第一約束期間(2008〜2012年度)の総排出量は5カ年平均で12億7,800万トン(基準年比1.4%増)、目標達成に向けて算入可能な森林等吸収源による吸収量は5カ年平均で4,870万トン(基準年比3.9%)であった。
この結果、京都メカニズムクレジットを加味すると、5カ年平均で基準年比8.4%減(注4)となり、京都議定書の目標(基準年比6%減)を達成することとなる。【環境省】