一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

大阪ガス、水素ステーションを建設、関西で初めての天然ガススタンドとの併設

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2014.04.04 【情報源】企業/2014.04.02 発表

 大阪ガスは、燃料電池車に水素を供給する水素ステーション「北大阪水素ステーション(仮称)」を大阪府茨木市に建設する。その場で都市ガスから水素を製造するオンサイトと呼ぶ方式で、既存の天然ガススタンドと併設する関西地区で初めての水素ステーションとなる。今秋に建設を始め、2015年春ごろの運営開始を予定している。
 北大阪水素ステーションは水素発生装置、水素圧縮機、蓄ガス設備、出荷設備などで構成する。大阪ガスが水素ステーション向けに2013年度に商品化して販売している大容量水素発生装置「HYSERVE(ハイサーブ)−300」を導入する。都市ガスから1時間あたり300m3(0℃・1気圧の標準状態換算)の水素を製造でき、小型で効率が高い。
 北大阪水素ステーションは、製造した水素を燃料電池車に充てんするだけでなく、水素発生装置がないオフサイト方式のステーション(ドーターステーション)に水素を供給するマザーステーションの役割も持つ。これによって水素発生装置の稼働率を高められる。ドーターステーションでは、高圧容器に充てんした水素を受け入れる。
 大阪ガスは、実証事業として日本初の水素ステーションを大阪市此花区で2001年から運用している。この他、商業地域で日本初の水素ステーションを2007年に同市中央区に建設するなど、ステーションのノウハウを蓄積してきた。今回、自動車メーカーが予定する2015年の一般ユーザー向けの燃料電池車発売に合わせ、商用ステーションの建設を決めた。【大阪ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク