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環境ニュース[国内]

パナソニック、HEMS関連機器と高断熱パネルでゼロエネルギー実現の住宅を開発

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2014.04.02 【情報源】企業/2014.03.31 発表

 パナソニックは、創エネと蓄エネを連携させた住宅エネルギー管理システム(HEMS)関連機器と、高断熱パネル、自然を取り入れたパッシブ設計でゼロエネルギーを実現する住宅「スマートエコイエゼロ」を開発した。パナソニックのパートナーになっている地域工務店、パナソニックビルダーズグループ加盟店約400店が4月1日から販売する。
 スマートエコイエゼロは、太陽光発電システムなど高効率の設備機器を多数備え、建物の基本性能となる断熱性能を高めてエネルギー消費量を減らす。太陽光発電で創った電力を蓄電池に蓄え、HEMSで最適に制御してエネルギー収支をゼロに近づける。断熱性能の高さから、3.8kWの太陽光発電でエネルギー消費量・光熱費をゼロにする。
 断熱性能は、最も厳しい北海道の次世代省エネ基準をクリアする。外壁に外張り断熱と充てん断熱で家を外と内から包むダブル断熱、床には断熱パネルを採り入れた。窓はアルゴンガスを充てんしたLow-E複層ガラス付きの樹脂サッシを採用した。外に張り出した深い軒のパッシブ設計によって夏の日差しを遮り、冬は屋内に日光を取り込む。
 建物の24時間換気システムは、高性能フィルターを搭載する新しいシステムで、PM2.5(微小粒子状物質)や花粉を約95%ブロックする。新鮮な空気を室内に取り込むとともに、夏に室温より低い外気を入れて熱ごもりを解消する。北海道、沖縄、離島を除く積雪150cm未満の地域で展開し、2015年度に年1000棟の販売を目標にしている。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)


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