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環境ニュース[国内]

東京都、建物ごとの太陽光発電への適性が分かる「東京ソーラー屋根台帳」公開

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.03.31 【情報源】地方自治体/2014.03.26 発表

 東京都は、都内の建物ごとの太陽光発電への適性が分かるポテンシャルマップ「東京ソーラー屋根台帳」を開発し、ウェブサイトで3月26日に公開した。ビル、工場、集合住宅、一戸建て住宅などそれぞれの建物に対し、太陽光発電への適合度を地図上で色分けして示した。全国で初めての取り組みで、屋根への太陽光発電設備の設置を促す。
 都内に集積する多くの建物の屋根には太陽光発電を設置する潜在的な力が豊富にあると考え、ソーラー屋根台帳を作成した。航空測量データを使い、実際の建物を3次元で解析して建物ごとに予測される日射量を分析した。加えて、それぞれの屋根の傾斜や近隣の建物などによる日陰の影響も考慮し、太陽光発電への適合度を算出した。
 画面上で場所を選ぶか住所を検索すると地図が示され、建物別に設置に適している場合は赤色、条件によって適している場合は黄色で表す。航空写真にも切り替えられる。調べたい建物をクリックすると、年間予測日射量、太陽光発電システムの推定設置可能容量、年間予測発電量、一般家庭の電力需要換算、年間の予測CO2削減量を表示する。
 太陽光発電より小さい屋根面積で設置できる太陽熱利用システムも、同様に地図や航空写真上で表し、設置可能集熱器面積や年間予測集熱量などを建物ごとに示す。環境先進国とされるドイツでもソーラー屋根台帳は導入が進んでいる。自宅や自社の建物が太陽光発電に適しているかどうかを知ることで、設置の検討を訴える。【東京都】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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