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環境ニュース[国内]

日本コカ・コーラ、省エネ型の「ピークシフト自販機」を年内に4万5000台追加

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2014.03.18 【情報源】企業/2014.03.13 発表

 日本コカ・コーラは、省エネ型の飲料自動販売機「ピークシフト自販機」を年内に4万5000台追加する目標を掲げた。2013年に設置した約2万8000台と合わせて7万3000台になる。ピークシフト自販機は、夏の電力ピーク時間帯に冷却を止めて電力使用を抑えながら24時間冷たい飲み物が提供でき、2013年1月から全国で設置を推進している。
 夏の午前7時から午後11時までの最長16時間、冬は同14時間、冷却用電力を完全に停止して日中の消費電力を最大95%削減する。気密性を高めるとともに自販機内全体を冷却して保冷性能を向上させた。これによって冷却速度が上がり、従来機の半分の時間で同程度まで冷やせるようになる。販売量が多い場所でも冷えた飲料が常に提供できる。
 4月1日施行の改正省エネ法では、対象事業者に対して夏と冬の午前8時〜午後10時に電気需要の平準化に貢献する措置を講じるよう定めているが、ピークシフト自販機はそれに対応できる。さらに、長時間連続して冷却を停止しているため病院やオフィスなど静けさが求められる場所で評価されている。年間の消費電力量も従来機比で33%削減する。
 2013年は当初、2万5000台の設置目標を設定し、3カ月前倒しして9カ月で突破したことから、12%増の2万8000台に上方修正して達成した。日本コカ・コーラのティム・ブレット社長は、「予想を超える反響があった」とし、「昨年の実績に基づき、今年の目標を掲げた。今後も業界のリーダーとして省エネ自販機の普及に努める」などと述べた。【日本コカ・コーラ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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