一般財団法人環境イノベーション情報機構
三菱電機、三菱商事が福島で計画する大規模太陽光発電事業向けの設備工事受注
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.02.27 【情報源】企業/2014.02.24 発表
三菱電機は、三菱商事が福島県いわき市で計画する大規模太陽光発電事業向けの設備工事を受注した。2カ所を合わせて18.4MW(1万8400kW)の規模がある。一般家庭約5200世帯の年間使用電力に相当する発電を予定し、年間約6100tのCO2排出量削減効果を見込んでいる。三菱電機が元請けになって設備納入や据え付けを行う。「小名浜太陽光プロジェクト」と呼び、臨海部の日本化成小名浜工場敷地内と、三菱商事や東京電力が出資する原油・石油製品貯蔵の小名浜石油敷地内に大規模太陽光発電設備を設置する。日本化成小名浜工場は12.19MW(1万2190kW)、小名浜石油は6.18MW(6180kW)の発電容量があり、2014年8月と2015年3月の営業運転開始を予定している。
日本化成小名浜工場、小名浜石油とも、三菱商事100%子会社で太陽光発電事業のダイヤモンドソーラージャパンと三菱UFJリースが出資するそれぞれの特定目的会社(SPC)が発電事業者となる。三菱電機は、単結晶261Wのモジュールを日本化成小名浜工場に4万6690枚、小名浜石油には2万3660枚取り付け、設備機器と工事を担当する。
三菱電機は電力関連技術を活用して大規模太陽光発電の総合サービスを展開している。長崎市の「長崎田手原メガソーラー発電所」(13.2MW=1万3200kW)や、兵庫県淡路市の「津名東太陽光発電所」(39.3MW=3万9300kW)、青森県六ケ所村の「ユーラス六ヶ所ソーラーパーク鷹架地区」(78.9MW=7万8900kW)などの受注実績がある。【三菱電機(株)】