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環境ニュース[国内]

富士経済、世界の電池市場の調査結果を公表 〜リチウムイオン電池市場は、5年後には1兆9,000億円に〜

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.02.26 【情報源】企業/2014.02.25 発表

 富士経済は、電池、部材など関連市場の調査の第一弾として、一次電池、二次電池の世界市場を調査、結果を「2014年電池関連市場実態調査 上巻」にまとめた。調査対象は一次電池8品目、二次電池15品目、その他全固体型リチウム二次電池など4品目を次世代電池として市場規模など調査、予測した。
 調査結果では、電池全体市場が2018年には7兆5,616億円(2013年比17%増)に成長、特にリチウムイオン二次電池の成長が牽引し、二次電池市場が21%増の6兆4549億円と予測。注目されるのはリチウムイオン電池で、その市場は、2013年の1兆4,492億円から、5年後の2018年には32%増加、1兆9,000億円規模とした。現在、二次電池は市場全体の約7割を蓄電池が占めるが、今後もニカド電池や小型ニッケル水素電池がリチウムイオン電池にシフトし、リチウムイオン電池の比率が高まるとした。
 リチウムイオン電池の形状別では、「シリンダ型」採用が主力のノートPCが衰退、一方でスマートフォン、タブレット端末など軽量で薄い「ラミネート型」の採用が増加する見通しで、既に金額ベースでは「ラミネート型」が、「シリンダ型」「角型」を上回っている。用途別には、EV(電気自動車)などの車載専用電池の成長が期待されていたが、欧州の景気低迷を背景に公用EVの普及が想定より遅く、市場拡大は後ろにずれ込む。その他、ESS(電力貯蔵:産業用・業務用、家庭用含む)やUPS・バックアップ電源用途での採用は緩やかな拡大を予測した。
 なお、このレポートを含め電池関連の市場調査レポートは、2014年2月26日〜2月28日に開催される『第4回 エコハウス&エコビルディング EXPO』(於:東京ビッグサイト、ブースNo.W28-12)でも紹介している。【(株)富士経済】

詳しくは>>「環境 ビジネスレポート(市場調査 情報源)」

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