一般財団法人環境イノベーション情報機構
富士経済、航空宇宙ビジネス市場調査結果を公表 〜世界的な航空需要拡大で注目されるバイオ燃料〜
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.02.07 【情報源】企業/2014.02.03 発表
富士経済は、成長が期待される航空宇宙関連産業について、航空分野、宇宙分野ビジネスの市場動向を調査、「航空宇宙関連市場の現状と将来展望 2014」としてまとめ、結果の概要を公表した。調査対象は、航空分野が航空機機材と構成部材・素材、燃料、空港システムの全23項目、宇宙分野が人工衛星本体と構成部材としてのセンサー類、通信機器、燃料など11項目で、2030年までの市場を展望している。
主な調査結果として、航空機のバイオ燃料に注目。その市場規模を2030年時点で約12兆円と予測した。世界的な航空需要の拡大に対し、現状のジェット燃料だけでは需要に対応できないため、特に混合して利用するバイオ燃料が代替燃料として期待が高く、市場も大きく拡大するとした。
バイオ燃料の原料は、サトウキビ・種子などの食物、藻類、廃木材などだが、課題として、食物と競合しないバイオ燃料開発、精製方法の確立と指摘している。
ロケット打ち上げサービスや人工衛星など宇宙分野では、2030年での関連市場全体で44兆円、市場規模は倍増の予測を立てている。【(株)富士経済】