一般財団法人環境イノベーション情報機構
サントリーグループ、「環境ビジョン2050」を策定、達成へ「2020年目標」設定
【環境一般 CSR】 【掲載日】2014.02.05 【情報源】企業/2014.01.30 発表
サントリーグループは、企業活動が世界規模になっていることを踏まえ、2050年に向けた「環境ビジョン2050」を策定した。併せて、その達成に向けた「2020年目標」を設定した。環境ビジョン2050は「挑戦1」「挑戦2」と題し、自然の恵みに支えられる企業の責務として、自然環境の保全・再生と環境負荷半減を柱に掲げ、2020年目標で数値を示した。サントリーグループは森林保全活動「天然水の森」や、容器包装の軽量化など環境経営を推進しているが、持続可能な環境を次世代につなぐことを目的に、2050年に向けて行動する。挑戦1は、主要な事業国での自然環境保全・再生への積極的な取り組み、2は事業活動での環境負荷半減で、自社工場の水使用とバリューチェーン全体のCO2排出を指す。
2020年目標は挑戦1で野鳥の保護を挙げ、国内の全天然水の森でワシ・タカ類の営巣・子育てを実現し、海外で野鳥保護を支援する。加えて、天然水の森の面積を、1万2000haに拡大する。この面積は、国内の自社工場で使う地下水量を作り出すための広さの2倍に当たる。2に関しては自社工場の水使用量の35%削減と、バリューチェーン全体のCO2排出量を24%削減するとした。
グループでソフトドリンク事業を担当するサントリー食品インターナショナルは、環境ビジョン2050を受けて独自の2020年目標を定めた。自社工場の水使用量の42%削減とバリューチェーンのCO2排出量の25%削減で、CO2削減は、PET容器の再生・植物由来原料活用、国内最小電力量の自販機導入などを進める。削減率はいずれも2007年の事業領域を前提にした原単位となる。【サントリーグループ】