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環境ニュース[国内]

ホンダ・東芝、太陽光発電を利用する超小型EVの走行を宮古島の実験で開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.01.30 【情報源】企業/2014.01.28 発表

 ホンダと東芝は、太陽光発電を利用する超小型電気自動車(EV)の走行を沖縄県宮古島市(宮古島)の社会実験プロジェクトで1月28日に始めた。離島型の超小型EV利用モデルの提案に向け、島内の新たな移動手段として環境性能に優れる超小型EVを再生可能エネルギーで運用する。2016年3月31日まで実施して可能性を検証する。
 ホンダの超小型EV「MC-β(エムシーベータ)」を使う。太陽光発電による充電ステーションは東芝が同市内3カ所に新たに設置した。MC-βは軽自動車より約90cm小さい車体で2人乗り、最高速度は時速70km以上、最大航続距離80km以上、充電時間は200Vで3時間以下となる。動力用に東芝のリチウムイオン二次電池を搭載する。
 充電ステーションは太陽光パネルと蓄電池を備えるほか、電力需給状況を「見える化」する。実験用のMC-βのほか、島内で運用されているEVが、再生可能エネルギーだけで走行するのに最適な太陽光の発電量と、蓄電池の容量を調べる。同市は台風によって停電が頻発する地域のため、蓄電池の非常用電源への活用も想定している。
 移動距離が短くガソリンなどのエネルギー資源を島外から調達している離島特有の環境で、超小型EVの活用方法やニーズを探り、CO2削減とエネルギーコスト低減効果を検証する。この実験を通じて、次世代の移動手段とエネルギーモデルの構築を進める。東芝は、充電ステーションで活用する蓄電システムの一般家庭への普及も目指す。【本田技研工業(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(EMF)

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