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環境ニュース[国内]

第3回アジア地域化学物質対策能力向上促進講習 結果概要発表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2014.01.28 【情報源】環境省/2014.01.27 発表

 環境省は、平成26年1月21日にベトナムのハノイで開催した第3回アジア地域化学物質対策能力向上促進講習の結果概要をとりまとめ公表した。
 今回の講習会には、ベトナム側からベトナム国天然資源環境省環境総局、ベトナム環境・化学安全センターの担当者等、日本側から環境省環境保健部、大阪府の化学物質管理担当者、並びに国際協力機構(JICA)ベトナム事務所の専門家及び担当者が参加した。
 公表によると講習では、日本側より、化学物質管理施策について、工場・事業場からの排出を管理する「出口規制」や上市前の化学物質を審査・規制・管理する「入口規制」に関する法制度の枠組み全般を紹介した。また、PRTR制度の目的等及び運用状況の概要について発表した。また、大阪府より、化学物質関連法における地方公共団体の役割、地方公共団体における独自の取り組み及び近年のPRTR物質排出量推移等について発表した。ベトナム側からは、環境汚染への対策を中心とした化学物質管理政策、環境保護法の改正の動向及びベトナムにおけるPRTRパイロットプロジェクトについて説明がなされ、ベトナムが直面する化学物質対策の現状と課題の提示があった。
 また、両国の化学物質管理政策について活発な意見交換及び情報交換が行われ、ベトナム側から、PRTR制度の構築をはじめとする化学物質管理の向上に向け、講習で得られた知見を実践に移すべく、日本国からの継続的な協力を希望する旨の表明があった。これを受け、日本の環境省からは、ベトナムにおける包括的な化学物質管理施策の構築に向けた、情報と経験の共有等の協力を引き続き実施していく旨を表明し、今後二国間で引き続き連携していくことを確認した。【環境省】

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