一般財団法人環境イノベーション情報機構
トヨタ自動車、HVの世界累計販売台数が600万台を突破、CO2抑制効果は4100万t
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.01.20 【情報源】企業/2014.01.15 発表
トヨタ自動車は、HV(ハイブリッド車)=PHV(プラグインハイブリッド車)含む=の世界累計販売台数が2013年12月末までに607万2000台となり、600万台を突破した。同年3月末に500万台を超えてから9カ月で100万台増えたことになる。車両サイズと動力性能が同等のガソリン車と比べ、HVによるCO2排出量抑制効果は約4100万tにのぼる。環境意識の高まりを受けてHVの販売台数は近年急速に伸び、2012年は121万9000台で前年の62万8900台の約2倍になり、2013年は2012年を上回る127万9400台を記録した。累計100万台増えるペースも加速し、200万台から300万台は1年6カ月、300万台から400万台は1年2カ月、400万台から500万台は11カ月、500万台から600万台は9カ月だった。
HV600万台の環境貢献については、約4100万tのCO2排出削減効果に加え、同等クラスのガソリンエンジン車と比較して約1500万kLのガソリン消費量を抑えられたと試算している。車種別では1997年12月発売の世界初の量産HV乗用車「プリウス」が316万6600台と半数以上を占め、2011年12月に投入した小型HV「アクア」の63万3600台が続く。
トヨタは2014年1月現在、HVの乗用車24モデルとPHV「プリウスPHV」を展開し、計約80の国・地域で販売している。さらに2014〜15年の2年間で15モデルの新型HVを世界で投入する計画で、今後もHVのラインアップ拡充と販売地域の拡大を推進し、高性能化とコスト低減を進める。国内の2013年12月末のHV累計販売台数は281万4200台だった。【トヨタ自動車(株)】