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環境ニュース[国内]

ミサワホーム、埼玉・熊谷のスマートタウンプロジェクトが省CO2先導事業採択

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2014.01.16 【情報源】企業/2014.01.10 発表

 ミサワホームが埼玉県熊谷市で開発しているスマートタウン(環境配慮型の街)プロジェクト「熊谷スマート・コクーンタウン」が、国土交通省の「2013年度第2回住宅・建築物省CO2先導事業」に採択された。全棟でゼロエネルギー住宅の実現を目指すとともに、街区全体で自然を活用したパッシブデザインに取り組む先導性が評価された。
 熊谷スマート・コクーンタウンは73戸の一戸建て住宅と集会場1戸となり、2014年夏ごろの販売開始を予定している。全住戸に太陽光発電システムと燃料電池を採用することに加え、断熱、通風・排熱を促す間取りや高効率機器を導入する。これによって全棟を消費エネルギーと創出エネルギーが差し引きゼロになるゼロエネルギー住宅にする。
 熊谷市は夏季の暑さが厳しい地域。熊谷スマート・コクーンタウンでは打ち水効果を高めた独自の仕組みでクールスポットや風の通り道を設けるなど、自然を生かした設計を街区全体に施し、「体感温度−3.5℃」の街づくりを進める。さらに街区内に設置する気象計で収集した気象情報を専用ウェブサイトで公開し、環境行動を促進する。
 ミサワホームは、熊谷スマート・コクーンタウンのシミュレーションや効果測定、街区設計手法を他のスマートタウン開発でも展開する。住宅・建築物省CO2先導事業は、省CO2の実現性に優れる住宅・建築プロジェクトを公募し、採択した事業に対して整備費用などの一部を補助する制度となる。今回は17件の応募のうち10件が選ばれた。【ミサワホーム(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(emf)

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