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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、100%子会社のJFE環境が低濃度PCB廃棄物の無害化処理の事業化着手

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2014.01.09 【情報源】企業/2014.01.07 発表

 JFEエンジニアリングの100%子会社で総合リサイクル事業を展開するJFE環境は、低濃度PCBポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理の事業化に着手した。同社が横浜市鶴見区に保有する廃棄物処理施設「横浜エコクリーン工場」が神奈川県で初めて、環境大臣認定を取得した。今後、行政手続きを進めて年度内の事業開始を目指す。
 PCBは、かつて高圧トランスや高圧コンデンサーなどの絶縁用に使用されていたが、有害なため現在は使用が禁止され、過去に使われたPCBも法令で無害化処理が義務付けられている。使用禁止後に製造されたトランスなどの一部にも微量のPCBが混入していることがあり、このような低濃度PCB廃棄物は認定企業が無害化処理を請け負う。
 無害化処理できる事業所は全国12カ所にとどまり、首都圏では認定施設が東京都と千葉県に1カ所ずつしかなく、処理能力の不足が課題になっていた。そのためJFE環境は、横浜エコクリーン工場で2013年12月24日付で認定を取得した。同工場は、1日16.8kLの低濃度PCB廃油と、同14.4tの低濃度PCB汚染物・処理物を処理する能力がある。
 横浜エコクリーン工場は2011年7月に稼働を始めた。年間6万2000tの産業廃棄物が処理でき、排ガスを迅速に規制値以下にコントロールする仕組みを導入した環境配慮型の施設になっている。横浜市の都市計画審議会での承認を経て、事業化を推進する。同工場によって首都圏の低濃度PCB廃棄物の処理能力が大きく改善することになる。【JFE環境(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(emf)

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