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環境ニュース[国内]

三井物産、メキシコ・オアハカ州の風力発電事業に出資参画、株式の50%を取得

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.01.08 【情報源】企業/2013.12.24 発表

 三井物産は、メキシコ南部のオアハカ州に建設中の風力発電の事業会社に出資して参画した。投資子会社のMITREメキシコを通じて、フランスの再生可能エネルギー発電事業大手、EDF ENの子会社であるEDF ENメキシコから、株式の50%を取得した。これによって事業の出資比率は、EDF ENメキシコとMITREメキシコがそれぞれ50%となった。
 このプロジェクトは、サント・ドミンゴ風力発電事業と呼び、2MW(2000kW)の風車を80基取り付け、発電容量は160MW(16万kW)になる。4月の商業運転開始を予定している。発電した電力は、15年間の売電契約に基づいて製鉄の世界最大手、アルセロール・ミッタルの子会社と、小売業で世界最大手のウォルマートの子会社に供給する。
 総事業費は50億ペソ(約380億円)となり、既にプロジェクトファイナンスが組成されている。サント・ドミンゴ風力発電事業は三井物産にとって、2013年2月に出資した同じオアハカ州のビイ・スティヌ風力発電事業(164MW=16万4000kW)に続くEDF ENメキシコとの2件目の協業案件となる。同発電事業も今回同様、折半出資している。
 EDF ENグループは、欧州と北米の計17カ国で持ち分発電容量6358MW(635万8000kW)の再生可能エネルギー発電資産を保有する。三井物産はメキシコを重点地域に位置付け、6カ所の天然ガスだき複合火力発電所に出資参画し、同国で総発電容量2位の独立系発電事業者になっているほか、ガス関連、廃水処理、上下水道なども手掛ける。 【三井物産(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(emf)

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