一般財団法人環境イノベーション情報機構
富山新港火力発電所石炭1号機リプレース計画の環境アセス準備書に対し、環境大臣意見を送付
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2014.01.07 【情報源】環境省/2014.01.07 発表
環境省は、北陸電力(株)が計画している富山新港火力発電所石炭1号機リプレース計画に関する環境影響評価準備書に対する環境大臣意見をまとめ、平成26年1月7日付けで経済産業大臣に提出した。この事業は、運転開始から40年程度が経過した石炭火力発電所1基(25万kW)を、天然ガス火力発電設備1基(42.47万kW)に更新(リプレース)するものであり、本設備の設備利用率を高い水準にすることにより、本事業所から排出される環境負荷は低減することが見込まれる。
これを踏まえて、環境大臣意見では、第四次環境基本計画に位置付けられた「2050年までに温室効果ガス排出量80%削減」を目指すため、二酸化炭素分離回収設備の実用化に向けた技術開発を含め、今後の革新的な二酸化炭素排出削減対策についても継続的に検討を進めること。発電所全体の最大出力が大幅に増加することに鑑み、LNG1号機の環境負荷が事業者所有の発電施設のうち最も低い水準である間、LNG1号機の設備利用率を需給状況等を勘案しできる限り高い水準とするよう努めることなどを求めいてる。【環境省】