一般財団法人環境イノベーション情報機構
富士経済、「スマートコミュニティ」の市場調査結果を公表 〜2012年の国内インフラ市場8,690億円。2020年には3兆円弱と予測〜
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2013.12.20 【情報源】企業/2013.12.16 発表
富士経済は、スマートコミュニティについて、エネルギーインフラとICTサービスおよび構成要素技術に区分し、その市場動向と2020年までの予測を「スマートコミュニティ関連技術・市場の現状と将来展望 2013」(2分冊)としてまとめた。「エネルギーインフラ」としては、自然再生エネルギー、電力貯蔵(電池)、受配電、次世代交通システム(EV・PHV、燃料電池車、ステーションなど広く含む)などとし、ICTを利用した省エネサービスやその応用サービスとなるホームセキュリティ、ヘルスケアなど周辺サービスを含め「コミュニティICTサービス」、その実現に欠かせない基盤となる通信技術・サービスを「構成要素技術」と捉えている。
調査結果では、2012年のエネルギーインフラ市場規模を8,690億円とし、2013年には1兆円を突破、2020年には約2兆8,900億円と大きな成長を予測した。そしてインフラからもたらされる情報内容、いわゆるビッグデータを活用するICTサービスが2012年の約3500億円から6700億円(2020年)になるとしている。
今後、期待されるサービスとしては、エネルギーマネジメントシステム(xEMS)の他システム連携で、クラウド型HEMS、アグリゲーターサービス、デマンドレスポンスなどを挙げている。
世界市場としては、2012年のエネルギーインフラ市場が13.8兆円(うち国内8,690億円)、2020年には2.7倍の36.5兆円規模を予測している。【(株)富士経済】