一般財団法人環境イノベーション情報機構
コスタリカとの二国間クレジット制度開始へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.12.09 【情報源】環境省/2013.12.09 発表
平成25年12月9日、日・コスタリカ間の二国間クレジット制度※に関する二国間文書の署名が東京で行われた。これにより、二国間オフセット・クレジット制度が正式に開始される国としては、モンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシアに続き9か国目。二国間文書の概要は、▽日・コスタリカ間の低炭素発展パートナーシップの推進のため、両国は二国間オフセット・クレジット制度を創設し、本制度を運用するため、合同委員会を設置する。▽双方は本制度の下での排出削減及び吸収量を、国際的に表明したそれぞれの温室効果ガス緩和努力の一部として使用できることを相互に認める。▽本制度の透明性及び環境十全性を確保し、これを他の国際的な緩和メカニズムには使用しないこと、などとなっている。
※二国間クレジット制度は、途上国への温室効果ガス削減技術、製品、システム、サービス、インフラなどの普及や対策を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価し、日本の削減目標の達成に活用するもの。なお、従前「二国間オフセット・クレジット制度」と呼称していた名称については、表現を簡略化し「二国間クレジット制度」としている。
【環境省】