一般財団法人環境イノベーション情報機構
三菱ケミカルホールディングス、DBJ環境格付けで最高ランク、特別表彰も受賞
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2013.12.05 【情報源】企業/2013.12.02 発表
三菱化学、三菱レイヨン、田辺三菱製薬、三菱樹脂の持ち株会社、三菱ケミカルホールディングス(MCHC)は、日本政策投資銀行(DBJ)の「DBJ環境格付け」に基づく融資での評価で、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」とされる最高のランクを取得した。併せて評価が特に高いモデル企業だけが該当する特別表彰も受賞した。DBJはMCHCグループについて、事業活動を通じたCSR(企業の社会的責任)経営を高水準で実践すると同時に、環境活動をグループ一体となって推進している、とした。格付けにあたっては、MCHCが「MOS(マネジメント・オブ・サステナビリティー)、持続可能性の管理」と名付けて重視する指標を基にしたさまざまな取り組みを評価した。
MOS指標は環境負荷低減、資源の持続可能な利用、エネルギー使用量の削減などの項目で構成する。格付けでは、ライフサイクルでのサステナビリティへの貢献として、環境貢献製品で省資源、省エネ効果だけでなく、製品によるCO2削減や水資源保全などを定量的に把握する。MOS指標として財務目標と一体管理する体制を構築している点を評価した。
温室効果ガス排出量で直接排出、間接排出に部品供給網の分も加えた業界ガイドライン策定に主体的に関与している点や、積極的な情報開示も高評価につながった。DBJ環境格付けは、独自開発の格付けシステムで環境経営度を評価して優れた企業を選び、評価に応じて条件を設定する融資メニューで、MCHCは250点満点で200点を超えた。【(株)三菱ケミカルホールディングス】