一般財団法人環境イノベーション情報機構
表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査結果をとりまとめ公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.12.02 【情報源】資源エネルギー庁/2013.11.29 発表
経済産業省資源エネルギー庁は、平成25年12月2日、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査結果を取りまとめ公表した。この調査は、「海洋基本計画」に基づき、主に日本海側で確認されている表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、平成25年度から本格的に実施しているもの。
調査の結果、上越沖と能登西方沖において、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造(ガスチムニー構造)が、調査海域で225箇所存在し、多くは直径約200m〜約500m程度、大きなもので約900mの大規模構造であることが確認され。また、そのうち一つのガスチムニー構造については、内部構造が露出している箇所があり、環境データ取得に向けた海底面の状況を調査する中で、ガスチムニー構造の内部に表層型メタンハイドレートが広く存在していることが今回の調査で初めて明らかになっている。
今後、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けて、来年度以降も引き続き広域調査等を実施するとともに、今年度の調査結果等を踏まえ、有望地点では平成26年度以降に地質サンプルの取得作業を実施する予定。【資源エネルギー庁】