一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成25年度 有害廃棄物の不法輸出入防止に関するアジアネットワークワークショップ 開催
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2013.11.26 【情報源】環境省/2013.11.26 発表
環境省は、2013年11月19〜22日、タイのバンコクにおいて、平成25年度「有害廃棄物の不法輸出入防止に関するアジアネットワークワークショップ」を開催した。今回のワークショップは、バーゼル条約第11回締約国会議(COP11)で設置が決定された「不法移動における規則遵守を最適化させるための環境ネットワーク(ENFORCE)」、国連環境計画(UNEP/ROAP)が運営する「化学物質・廃棄物のための地域施行ネットワーク(REN)」と連携して開催された。
アジアネットワーク、ENFORCE、RENの合同会議では、廃棄物・化学物質の不法越境移動に対する連携強化についてパネルディスカッションが行われ、不法越境移動対策のための輸出入国間や各ネットワーク間の連携、情報共有等の重要性について議論が行われた。また、アジアネットワークとRENの合同会議では、不法越境移動に関する貨物の返送について、ヨーロッパにおける環境法実施・施行ネットワーク(IMPEL)からEUにおける不法越境移動した貨物の返送に係るガイドライン、優良事例及び関連する取組、香港税関から水際対策・返送手続、環境遵守施行の国際ネットワーク(INECE)から貨物返送に関する手続きや事例、バーゼル事務局から返送のガイダンス作成に関する発表があった後、パネルディスカッションにおいて、不法越境移動した貨物の返送に関する情報共有や取組について議論が行われた。
アジアネットワークワークショップでは、パネルディスカッションを行い、各国において環境上適正な管理を実施するための能力・技術開発の必要性、各国の廃棄物処理施設の現状と法制度の整備状況、越境移動する廃棄物とその目的に関する解釈の明確化、越境移動を実施するための環境上適正な管理に関する情報共有の必要性等について議論がなされた。【環境省】