一般財団法人環境イノベーション情報機構
目黒川流域各地で活動するグループやメンバーが一同に会して今後の目黒川での夢を語るシンポジウムが開催される
水・土壌環境】 【掲載日】2013.11.18 【情報源】その他/2013.11.18 発表
2013年11月16日(土)、品川区健康センターを会場に、目黒川流域シンポジウムが開催された。主催は、NPO法人水と緑の環境ネットワークの会、旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会、目黒川流域交流会の3団体。目黒川におけるこれまでの活動の総括とこれからの活動に向けた夢を語り合う会として開催されたもの。目黒川を“子どもたちが遊べるふるさとの川として再生させたい”、そんな地域の思いを受けて始まった目黒川での活動は、2009年に開始してから5年が経って、「目黒川の川流れ」、「生きもの探し(ハゼ釣り大会)」、「アサリの放流」、「流域の清掃」、「Eボート乗船体験」など、さまざまな活動が定期的に行われるようになっている。
この日は、午前中に船宿大江戸の協力を得て実施された目黒川クルージングで、京浜急行線「新馬場駅」前の川縁にある防災船着場を起点に、上流側は江戸名所図会や江戸名所百景にも記載された「太鼓橋」で有名な目黒駅近くまで遡ったあと、下流の河口部まで辿る小1時間の船旅で目黒川の現状を川の水面から確認・体感した。
お昼の休憩を挟んで午後からの第二セッションでは、旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会会長の堀江新三氏の開会挨拶を皮切りに、同協議会水辺部長で「目黒川で泳ぎ隊」隊長や目黒川流域交流会会長を兼務する大竹幸義氏や品川区防災まちづくり事業部河川下水道課の須嵜雄次氏らによる目黒川を取り巻く動きの報告、公益財団法人河川財団水辺サポートセンター次長の吉野英夫氏やNPO法人川に学ぶ体験活動協議会(RAC)事務局長の斉藤隆氏、NPO法人水と緑の環境ネットワーク副代表の原一宏氏による全国各地の水辺体験事例や他地区等における都市河川の利用事例などが紹介された。
最終セッションではこれらの話題提供を受けて、「これからの目黒川」と題して参加者たちが自己紹介と共に感想や意見を出し合いながら、目黒川を舞台にした今後の活動についての“夢”を語り合う時間を持った。