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環境ニュース[国内]

村田製作所、HEMS・BEMSなど向けメッシュネットワーク・ソリューションを開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.11.19 【情報源】企業/2013.11.14 発表

 村田製作所は、省エネを目的にする住宅エネルギー管理システム(HEMS)や、ビルエネルギー管理システム(BEMS)、スマートメーター(次世代電力量計)など向けに、無線LANによるメッシュネットワーク・ソリューションを開発した。組み込み機器用となり、メッシュネットワークの構築に必要な機能を無線LANモジュールに実装する。
 メッシュネットワークは、複数の無線通信端末をメッシュ(網の目)状に結び、端末同士で自律的に伝送路を構築するネットワークを指す。基地局と複数の端末で構成される従来型のネットワークと異なり、端末が不具合を起こしても正常な端末に自動的につなぎ替えられるので耐障害性が高く、広範囲で柔軟なネットワークが構築できる。
 村田製作所が開発したソリューションでは、無線LANモジュールに機能を実装するため動作速度が低い組み込み機器でも使用可能になり、容易に無線LANを使ったメッシュネットワークを実現する。機器やソフトから、ソフトの認証取得まで村田製作所が支援し、これまで無線の導入実績がなくてもネットワークが簡単に構築できるという。
 エネルギー管理システムを使った省エネへのニーズの高まりを受けて開発した。無線通信端末をメッシュ状に結んで自律的に伝送路を構築するルーティング・プロトコル(ネットワークの経路情報を交換する手順)は富士通の通信技術を採用した。ソリューションは組み込み技術展「ET2013」(11月20〜22日、パシフィコ横浜)に展示する。【(株)村田製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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