一般財団法人環境イノベーション情報機構
京セラ、鹿児島に国内最大の太陽光発電所が完成、展示施設も設置
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.11.12 【情報源】企業/2013.11.04 発表
京セラを中心にした太陽光発電事業会社の鹿児島メガソーラー発電が鹿児島市に建設してきた国内最大の大規模太陽光発電所(メガソーラー)「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」が完成し、11月1日に売電開始した。70MW(7万kW)の発電能力がある。敷地内には展示施設「鹿児島七ツ島ソーラー科学館」も設け、11月6日に一般の見学を始めた。鹿児島七ツ島メガソーラー発電所はIHIが所有する土地に造った。約127万m2の面積があり、京セラ製のモジュール約29万枚を取り付けた。稼働中の太陽光発電所で最大となる70MW(7万kW)の出力で一般家庭約2万2000世帯の年間電力消費量に相当する年間約7万8800MWh(7880万kWh)の発電電力量を予測する。年間約2万5000tのCO2削減効果を見込む。
総投資額は約270億円で2012年9月に工事を始めた。鹿児島メガソーラー発電は資本金約43億円で同年7月に設立し、京セラのほかIHI、竹中工務店、KDDI、九電工などが出資する。京セラが会社運営を手掛け、京セラの太陽光発電システムを販売する京セラソーラーコーポレーションと九電工が運営保守を担当する。竹中工務店などが工事を行った。
鹿児島七ツ島ソーラー科学館は発電所入り口付近に設置した。太陽光発電について学ぶことができる展示見学施設となり、2階建てで484.74m2の延べ床面積がある。「地球環境とエネルギーを考える」をコンセプトに環境問題や太陽光発電の仕組みなどを紹介している。展望コーナーからは、太陽光発電パネルが整然と並んだ発電所が一望できる。【京セラ(株)】