オンワード樫山、顧客からの回収衣料で作ったリサイクル毛布をネパールに寄贈

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2013.11.06 【情報源】企業／2013.10.30 発表

　オンワード樫山は、顧客から回収した自社の衣料で作ったリサイクル毛布をネパールに10月24日寄贈した。環境・社会貢献活動の一環として日本赤十字社を通じて実施し、同国内各地域の病院や老人、児童、孤児、障害者施設などに計4000枚を配った。同国は南西アジアの最貧国で、自然災害も日常的に発生している。
　リサイクル毛布は、「オンワード・グリーン・キャンペーン」と名付けて全国の百貨店の店頭で実施している、引き取りサービスで集まった衣料から生産した。同キャンペーンは、回収衣料を可能な限りリサイクル・リユースして衣料循環システムの構築を目指す取り組みとなり、2009年から毎年春と秋に展開している。
　リサイクル・リユースすることに加え、世界の難民や被災地の支援を目的にリサイクル毛布の寄贈を行い、これまでにバングラデシュ、カザフスタン、日本の東日本大震災被災地、中国の四川大地震被災地、モンゴルに届けた。今回のネパールは6回目の寄贈先となり、今春のキャンペーンで回収した衣料を活用した。
　ネパールは経済開発の遅れや人口増加率の高さなどから１当たりの所得水準が南西アジアで最も低いうえ洪水などの災害多発国であり、大地震の発生も危惧されている。今秋のキャンペーンは9月20日〜11月6日に全国の百貨店20店舗で実施していて、約2万8000人から約15万点の衣料が引き取りできる見通しという。【（株）オンワード樫山】