一般財団法人環境イノベーション情報機構
除草剤耐性ダイズなど4種類 カルタヘナ法に基づき遺伝子組換え生物使用承認へ 意見募集開始
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.11.05 【情報源】環境省/2013.11.05 発表
環境省及び農林水産省は、環境中への拡散防止策をとらずに使用する遺伝子組換え生物(カルタヘナ法の第1種使用に該当する)の承認申請4件について、学識経験者の意見も踏まえて生物多様性への影響がないとして承認する方針を決めたことについて、パブリックコメントを平成25年12月4日まで募集すると発表。カルタヘナ法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。 今回意見募集を行う案件は、除草剤アリルオキシアルカノエート系及びグルホシネート耐性ダイズ1件、除草剤グリホサート耐性セイヨウナタネ1件、除草剤ジカンバ及びグリホサート耐性ダイズ1件、除草剤ジカンバ及びグルホシネート耐性ワタ1件、ステアリドン酸産生及び除草剤グリホサート耐性ダイズ1件、チョウ目及びコウチュウ目害虫抵抗性並びに除草剤グルホシネート及びグリホサート耐性トウモロコシ1件の計4件。
学識経験者からの意見聴取の結果では、いずれも生物多様性への影響がないとされており、環境省と農林水産省では今回の意見募集の結果で問題がみつからなければ、基本的に使用を承認する方針。
意見は郵送、FAX、電子メールにより受付けている。意見提出方法の詳細はプレスリリースの意見募集要項を参照のこと。【環境省】【農林水産省】